2016/10/21

中禅寺湖、来春からヒメマス持ち出し再開へ/栃木

中禅寺湖のヒメマス漁 来春、6年ぶり解禁へ/栃木 

2016年10月21日 産経新聞
http://www.sankei.com/region/news/161021/rgn1610210037-n1.html

東京電力福島第1原発事故による魚類の放射性物質汚染問題で、県は20日、ワカサギを除き全面禁漁になっている中禅寺湖(日光市中宮祠)で、ヒメマスの釣りの解禁延期要請を解除したと県議会農林環境委員会で報告した。来年4月、中禅寺湖のヒメマス漁が6年ぶりに解禁される見通しとなり、中禅寺湖漁業協同組合は今後、解禁に向けて関係者と調整を進める。

県生産振興課によると、中禅寺湖では東日本大震災翌年の平成24年3月にヒメマス、ニジマス、ブラウントラウトから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出され、県は同組合にワカサギを除く全魚種の釣り解禁延期を要請した。要請を受けた同組合は全てのマス類の解禁を延期。同年5月から、釣った魚を持ち帰らない「キャッチ&リリース」に限ってきた。今回、ヒメマスの放射性物質濃度が安定して基準値を下回るようになり、解禁延期要請の解除を決めた。ニジマスやブラウントラウトの放射性物質濃度はヒメマスほど下がっていないため解禁対象にはならない。震災前の中禅寺湖の釣りの解禁期間は4月1日~9月19日だった。


中禅寺湖、来春からヒメマス持ち出し再開へ 栃木県、県議会に報告 

2016年10月21日 下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20161021/2485632

東京電力福島第1原発事故に伴い奥日光・中禅寺湖で続く魚の持ち出し禁止措置について、県は20日、同日付で規制対象からヒメマスを外すことを明らかにした。来年4月の釣りシーズン到来と共に、ヒメマスの持ち出しが6季ぶりに解禁される見通し。他のマス類への規制は継続される。同日、県農政部が県議会農林環境委員会で報告した。

「中禅寺湖の象徴」とされるヒメマスは、他のマス類と比べて放射性セシウムの濃度が低い傾向にある。

県によると、放射性物質モニタリング調査で、ヒメマスの濃度は国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の半分の50ベクレルを安定的に下回っている。減衰傾向が明確になってきたことを受け、本年度に入り水産庁と解禁に向けた協議を始め、13日に容認する連絡があった。




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