2016/07/21

【報道まとめ】千葉市 指定廃棄物指定解除

千葉市保管の指定廃棄物 全国初の指定解除へ

2016年7月21日 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160721/k10010603481000.html

東京電力・福島第一原子力発電所の事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物のうち、千葉市が保管している廃棄物の濃度が国の基準を下回ったことから、環境省は全国で初めて指定を解除することを決めました。

原発事故のあと、各地の自治体などで保管が続く放射性物質を含む指定廃棄物について、環境省は原発事故から5年がたち、濃度が国の基準の1キロ当たり8000ベクレルを超えるものが大幅に減ったとみられることから、測定の結果、基準を下回れば指定を解除し、一般のゴミとして処分できるようにしました。

このうち、千葉市が市内の清掃工場で保管している7トン余りの指定廃棄物の濃度を測定したところ、国の基準を下回ったことから、先月末、指定の解除を申請し、環境省は、審査の結果、指定の解除を行うことを決めました。

指定の解除は全国で初めてで、環境省の井上副大臣が22日、千葉市の熊谷市長と会談し、正式に伝えることにしています。

一方、環境省は、千葉市を千葉県内に保管されている指定廃棄物の処分場の候補地としていますが、市はすでにこれを拒否する姿勢を示しています。

今回の指定解除を受けて、市は改めて拒否するとみられ、環境省は今後も協議を続ける方針です。




千葉市の指定廃棄物、解除へ 環境省、原発事故後初めて

2016年7月22日 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJ7P4QZGJ7PULBJ00D.html

東京電力福島第一原発事故による放射性物質で汚染された指定廃棄物について、環境省は21日、千葉市が保管する全量約7・7トンの指定を解除することを決めた。22日、井上信治副大臣が同市を訪れて伝える。指定が解除されるのは全国で初めて。

指定廃棄物は、汚染されたごみのうち、放射能濃度が1キロあたり8千ベクレルを上回るものを、自治体の申請に基づき環境相が指定する。本来は国が処分するが、4月の省令改正で、基準を下回れば指定を解除し、一般ごみとして自治体が処分できるようになった。解除には保管者らへの事前の通知が必要なため、解除は23日付になる。

千葉市の指定廃棄物は、市内の清掃工場で保管中の焼却灰と水質浄化に使われるゼオライト。市による放射能の再測定で、焼却灰は1キロあたり約4千ベクレル、ゼオライトは同約6千ベクレルと確認されたとして、市は6月末に解除を申請。環境省は再測定の方法などを確認し、解除後の処理方針などを市と協議してきた。市は当面現地での保管を続ける方針。(小坪遊)



指定廃棄物、初の解除へ…千葉市保管分

2016年07月21日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20160721-OYT1T50136.html

環境省は21日、東京電力福島第一原子力発電所の事故で発生した指定廃棄物のうち、千葉市の保管分について指定の解除を決めた。

放射性物質濃度が指定基準の1キロ・グラム当たり8000ベクレル超を下回ったためで、解除は全国で初めて。22日午後に同省の井上信治副大臣が同市を訪れ、熊谷俊人市長に伝える。

同省は4月、放射性物質汚染対処特措法の施行規則を改正し、基準を下回った場合、指定解除ができるようにした。千葉市は6月、市内の清掃工場で保管している指定廃棄物7・7トンの濃度を測定。基準を下回ったため解除を申請し、同省が審査していた。




【速報・汚染焼却灰】全国初、環境省が「指定」解除通知 千葉市保管の7・7トン

2016年7月22日 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/local/338987

環境省は22日、東京電力福島第1原発事故で発生し、千葉市が保管する指定廃棄物7・7トンの指定解除を、同市に通知した。全国初のケースで、放射能濃度が基準を下回った廃棄物の指定を解除し、一般ごみと同様の処分を認める国の新ルールに基づく手続き。

井上信治環境副大臣が千葉市役所を訪れ、熊谷俊人市長に通知書を手渡した。解除は23日付。

指定廃棄物は12都県で計約17万トンに上るが、時間の経過に伴い放射線量の自然減衰で基準を下回る廃棄物が増えているとみられ、今後、他自治体でも指定解除申請の動きが出る可能性がある。

環境省は4月末に放射性物質汚染対処特別措置法の施行規則の一部を改正。放射性セシウム濃度が基準値(1キログラム当たり8千ベクレル)以下と確認された指定廃棄物の指定解除が可能となった。

これを受け、千葉市は新港清掃工場(同市美浜区)で一時保管している指定廃棄物(7・7トン)の濃度を再測定。8千ベクレル以下であることを公表し、先月28日に指定解除を申請していた。

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