2016/06/15

千葉/八千代で新たに指定廃棄物24トン 政府が池の汚泥認定

2016年6月15日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201606/CK2016061502000189.html

八千代市は、昨年9月に測定した同市高津東の調整池の放射性物質を含む汚泥約24トンを指定廃棄物として政府に申請し、認められた。市内の指定廃棄物は合計97.4トンになった。

調整池は大雨のときに水をためて洪水を防ぐ施設。市が2013年2月、池の汚泥の放射性物質濃度を測定したところ、基準の8000ベクレルを超えていた。その後、汚泥を袋詰めにして、池の中央に遮水シートで覆い保管してきた。

ただ、池は災害時に水につかってしまうおそれがあることから、市は別の保管場所を検討。今年三月、市清掃センター(同市上高野)の敷地内に移し、指定を受けた。市は「もっとはやく指定を受けたかったが、安全に保管する場所を確保するのに時間がかかった」と説明している。

これにより、県内の指定廃棄物は3月末時点で、3714.2トンとなる。環境省はこのうち、放射性物質濃度が現在でも基準を上回るのは2500トンと推計。県内で最も少ない7.7トンを保管する千葉市もすべて基準を下回ったとして、指定解除を目指している。

八千代市は「昨年9月に測ったばかりで、指定解除できるまでには時間がかかる」と話している。 (三輪喜人)

0 件のコメント:

コメントを投稿