2015/09/30

[福島日報ダイジェスト] 福島食品モニタリングダイジェスト8月25~8月31日

(フクシマン・マサさんメルマガより転載させていただきます。http://ameblo.jp/masa219koro/ からメルマガ登録できます。子ども全国ネット)

8月25日に福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」によりますと、郡山市、田村市、三春町などで、農産物29検体について、放射性セシウムの検出検査が行われました。

その結果、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体はありませんでした。

測定下限値を超える数値が検出された検体は次の3件でした

石川町産の小麦1件から 1.56Bq/kg

田村市産の小麦1件から 2.1Bq/kg

古殿町産の小麦1件から 2.63Bq/kg


続きまして、8月27日に福島県より発表された「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」によりますと、郡山市、猪苗代町、西郷村などで、農産物、畜産物など81検体について、放射性セシウムの検出検査が行われました。

その結果、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体はありませんでした。

測定下限値を超える数値が検出された検体は次の3件でした。

相馬市産のサツマイモ1件から 6.65Bq/kg

西郷村産のカボチャ1件から 3.59Bq/kg

本宮市産のリンゴ1件から 2.84Bq/kg


続きまして、8月31日に発表された「食品中の放射性物質の検査結果について(第944報)」によりますと

福島県を除く34の自治体から入手した放射性セシウムの検出検査結果5,961件のうち、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値が検出された検体はありませんでした。


また福島県から入手した緊急時モニタリングによる放射性セシウムの検出検査結果では、
462件の検体から、国の定めた基準値100Bq/kgを超える数値は検出されたのは次の13件です。

桑折町産のイノシシ肉 11件のうち10件から 131.8Bq/kg~1,377Bq/kg

国見町産のイノシシ肉1件から 485Bq/kg

須賀川産のイノシシ肉1件から 314.5Bq/kg

会津美里町産のツキノワグマ肉1件から 115.6Bq/kg

以上、福島県発表「農林水産物緊急時モニタリング検査結果」をダイジェストにしてお伝えしました。


詳しくお知りになりたい方は、福島県のHPより「ふくしま新発売」、厚生労働省 および、 郡山市のHPより「食品中の放射性物質の検査結果について」をご覧ください。

水産物「常磐もの」全国PR 原発風評払拭へ/福島

(「風評被害」と一括りにしPRするのではなく、低い検出限界でしっかり測定した結果を丁寧に伝えていくことが必要ではないでしょうか。子ども全国ネット)
2015年9月29日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150929_62013.html

「常磐もの」のロゴマーク


福島県いわき市は28日、水産物を「常磐もの」の地域ブランドでPRするプロモーション事業を10月2日に始めると発表した。東京電力福島第1原発事故による風評被害の払拭(ふっしょく)と認知度向上を目指す。清水敏男市長が記者会見で明らかにした。

福島、茨城両県の沿岸漁業で捕れるヒラメやカレイなどは以前から「常磐もの」と呼ばれ、市場で高い評価を受けてきた。今回の事業では沿岸、沖合の魚に加え、「ウニの貝焼き」などの加工品、漁業者も含む全体を「常磐もの」としてアピールする。

首都圏のスーパーや列車内のモニターで「常磐ものに会いに行こう」などと呼び掛ける映像を放映。本来の「常磐もの」は茨城県なども含むため「いわき 常磐もの」のロゴマークを作成し、活用する。流通段階で水産物にシールを貼ることは検討中という。

福島県の沿岸漁業は原発事故の影響で本格操業を自粛し、試験操業を続けている。2014年度の水揚げ量は事故前の約1割で、15年度は3割を目指す。

記者会見に同席したいわき市漁協の矢吹正一組合長は「自信を持って『常磐もの』を食べてもらえるよう、漁業者の心意気を示したい」と述べた。

6号国道美化、若い力を結集 来月10日5年ぶり一斉清掃/福島

(子どもたちをこれ以上被ばくさせないため、中高生の参加には賛成できません。子ども全国ネット)

2015年9月23日 福島民報
http://www.minpo.jp/news/detail/2015092325504

浜通りの中高生らによる6号国道の一斉清掃ボランティア活動「みんなでやっぺ!! きれいな6国(ろっこく)」が10月10日、5年ぶりに復活する。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で平成22年を最後に中断していたが、「活動を再開し、浜通り復興を広く発信したい」との若者の熱意が大人を動かした。当日は生徒ら約1000人が新地町からいわき市までの延べ約50キロ区間で地域再生への思いを一つにする。

清掃ボランティア活動は平成19年、常磐自動車道の全線開通に向けた機運を高める活動の一環として始まった。22年まで毎年開かれ、最大で生徒約2200人が参加した。

今年3月、相馬市の6号国道で行われた桜の植樹イベントに参加した相馬高3年の太田魁世君(18)らが投げ捨てられた空き缶などのごみの多さを残念に思った。友人らに清掃活動の復活を呼び掛け、震災前に実行委員会事務局を務めていたNPO法人ハッピーロードネットの西本由美子理事長(62)にも訴えた。

「震災前の取り組みを一つずつ再開することが、浜通り復興のアピールにもつながる」。太田君らの言葉に感銘した西本理事長は清掃活動を支援していた相馬、原町、浪江、南双葉、いわきの各青年会議所、国土交通省磐城国道事務所などに相談。沿線の高校や中学校、市町村などの理解も得て、復活が決まった。

新地町からいわき市までの10市町のうち、放射線量が高い双葉、大熊両町での清掃は見送った。帰還困難区域を抱える浪江、富岡両町は青年会議所会員ら大人のみで作業する。

残り6市町は地元の中高生らがごみ袋を手に道路を歩く。これまでに約1000人から参加申し込みがあった。

当日は各地に集合場所を設け、飛び入り参加も受け付ける。会場と時間は【図】の通り。いわき、広野、楢葉、富岡、浪江地区は午前9時から、新地、相馬、南相馬地区は同10時から開会式を行い、約2時間の活動に入る。国道は交通量が多いため、安全指導も行う。本部・総合会場は広野町の二ツ沼総合公園となる。

太田君は自らの呼び掛けが実を結んだことに「小さなことの積み重ねが浜通りを復興させると信じている。多くの人に参加してほしい。今後も、自分たちにできる活動を展開したい」と力を込める。

一方、過去の参加者から寄せられるエールも増えている。第1回から携わるいわき市の会社員小堀裕紀さん(25)は「自分たちの取り組みを引き継いでもらい、5年ぶりに復活するのは感無量。今後も続けてほしい」と期待している。

■一般参加者を募集
実行委員会は一般の参加者を募集している。当日、各地の集合場所で受け付ける。誰でも参加可能で、中高生と一緒に清掃作業に当たる。問い合わせはNPO法人ハッピーロードネット 電話0240(23)6172へ。
震災前の平成22年11月に行われた清掃ボランティア活動の参加者



2013年2月22日「毎日新聞」だけが伝えた重大事実とは?

2015年9月30日 ダイヤモンド社 書籍オンライン
 
――八重洲ブックセンター本店での講演(3)
『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。

壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた
『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。
本連載シリーズ記事も累計179万ページビューを突破し、大きな話題となっている。

そんななか、8月28日、東京駅前の八重洲ブックセンター本店で、本書の出版記念講演会が開催された。

当日は金曜夜にもかかわらず、地方からも多くの方々が押しかけ、満員御礼になった。

普段の広瀬氏の講演会は「最低3時間以上」だが、この日は「60分間」限定。

それだけに会場からは、「密度が濃すぎた」「とても1時間では語り尽くせない内容だった」「本当にきてよかった」と真顔で話し出す人が続出!

それを見た担当編集者は、この熱気を全国津々浦々の方へ届けたいと、広瀬氏にリクエスト。ついに、濃密な講演内容を3回に分けてリリースできることになった。

反安倍政権の動きと、緊迫感高まる川内原発再稼働問題のなか、注目の最終回をお送りする!
2013年2月22日の「毎日新聞」で何が報じられたか?


広瀬 隆
(Takashi Hirose)
1943年生まれ。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図的で衝撃な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『クラウゼヴィッツの暗号文』『億万長者はハリウッドを殺す』『危険な話』『赤い楯――ロスチャイルドの謎』『私物国家』『アメリカの経済支配者たち』『アメリカの巨大軍需産業』『世界石油戦争』『世界金融戦争』『アメリカの保守本流』『資本主義崩壊の首謀者たち』『原子炉時限爆弾』『福島原発メルトダウン』などベストセラー多数。


このあと八重洲ブックセンター本店で話したことは、その先に起こること、つまり「4年前に起こった大量の被曝によって、福島県だけでなく、東京を含む東日本全域で、これから人間の体内で何が起こるか」という話であった。

福島第一原発の北西5.6キロメートルの双葉町上羽鳥《かみはとり》では、水素爆発が起こる前の、2011年3月12日午後3時00分に、1時間あたり1590μSvを記録していたのである(μSvは、100万分の1シーベルト)。


これを年間の被バク量に換算すると、14 Sv/年であるから、致死量の2倍という、トテツモナイ被曝量であった!! この事実が公表されたのは、事故の翌年、2012年9月21日になってからであった。


そして翌年、2013年2月22日の「毎日新聞」が、重大なことを報道した。

福島第一原発の1号機で、2011年3月12日の午後3時36分に「最初の水素爆発」が起こった。

だがそれより5時間以上前の、朝10時に、原発に近い山田地区では、やはりトテツモナイ空間線量を記録していた、という事実を。

この時刻は、1号機の格納容器が破壊されそうになったため、致し方なく、ガス抜きをする「ベント」が実施される前であった。ベントとは、排気という意味だが、この場合は、原発内部から高濃度の放射性ガスを、福島県の空に放出する、という作業のことである。

つまり、住民の大量被曝に目をつぶって、「原発の大破壊を食い止める」、という非常手段がベントである。

絶対にしてはならないこのベントによって、福島県民は大量に被曝したのだ。
水素爆発やベント実施「前」に、
原発から大量の放射能が出ていた!

だが、実は、そのベントの実施が開始される前に、山田地区で1時間あたり32μSvを記録していた、というのが毎日新聞の報道内容であった。

実は、この山田地区にある農村広場は、「DAYS JAPAN」の測定者と共に、私たちが2013年7月下旬に入って、放射能を測定した場所であった。測定したところ、1時間あたり55μSvという異常な放射線量であった。事故から2年4ヵ月後でも、東京の1000倍だったのである。

しかも、土壌の放射能濃度は1平方メートルあたり1700万ベクレルを超えていたのだ。この数字は、チェルノブイリ原発事故の汚染地帯で、最も危険な「第一区」強制避難区域に指定された数値の11倍という放射能濃度なのである。

つまり、水素爆発やベントの実施前に、原発から大量の放射能が出ていた! ということは、原発内部の配管が破損していたという事実のほかに、原因は考えられない。

福島第一原発の原子炉容器を設計した田中三彦さんたちがたびたび指摘してきたように、地震によって、内部がメチャクチャになっていた可能性が高いのだ。現在は、放射能濃度が高いため人間が内部に入れないので、それを確認できないだけである。

東日本大震災を招いた「3・11東北地方太平洋沖地震」の揺れは、大津波によって、膨大な数の犠牲者を出し、福島第一原発の非常用電源をすべて奪い、全電源喪失という最悪の事態をもたらした。津波の脅威は、まことにおそろしいものであった。

だが、原発で記録された揺れは500ガル程度であり、トテツモナイ揺れではなかったのだ。それでも、配管が破損したなら、日本全土の原発の耐震性は、まったく信用ならない、という結論になるわけである。
大量の癌と心筋梗塞が激増する理由





その結果、福島県の児童に、大量の甲状腺癌が発生してきたのである。福島第一原発から170キロメートルも離れている茨城県つくば市の気象庁気象研究所では、沸点4877℃のテクネチウムと、沸点4612℃のモリブデンが検出されていたのである。

沸点とは、物質がガス化する温度のことだ。つまり原子炉の中は、4000℃を超えていたのだ。

したがって、テクネチウムより沸点の低い放射性物質は、上のグラフのように、ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、コバルト、プルトニウム、ウラン、ネプツニウムが、みなガス化していたことは間違いないのである。



アメリカのロッキー山脈で、プルトニウムが検出され、東京の大きな公園の土からウランが検出されたのは、そのためであった。

その大量の毒ガスが放出され、プルトニウムを含む空気を吸いこまされたのが、われわれ東日本全域の人間であった。

そして、福島県から出たガスは、さえぎる山のない東京に向かって直進したのだ。
この地図は、日本列島を横にねかせて描いてある。

多くの放射性物質は福島・群馬・栃木・宮城・岩手・新潟の山にぶつかって落ちた。だが、東京・千葉の方向には、さえぎる山がなかったので、新宿の高層ビル街にぶつかり、神奈川・静岡にまで突進していったのである。

この
ダイヤモンド書籍オンラインシリーズでは、ホットパーティクルやトリチウムなどの作用をかなりくわしく解説してきたので、その内容は、本稿では省略する。

その結果、首都圏全域の人間を、これから大量に癌患者に変え、心筋梗塞を激増させるのだ。私の予測では100万人以上の命が奪われるだろう。それはすでに起こりはじめている。

それでも、この悲劇は、数十年にわたって起こるのだから、医学的な統計上は、100万人が殺されても、年間に換算すると小さな数字になってしまい、ほとんど気づかれない。
『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』をお読みいただきたい。

ご自分と家族の体を守るために……

「家賃補助拡充を」新潟の自主避難者訴え ワークショップ

2015年09月30日 毎日新聞
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20150930ddlk07040266000c.html

自主避難者が暮らす借り上げアパートなど「みなし仮設住宅」の無償提供が2017年3月末で打ち切られることを巡り、新潟県内の自主避難者が現状の課題について考えるワークショップが29日、新潟市内で開かれた。浜田昌良副復興相や福島県の担当者も出席し、県が打ち切り後の支援策とする家賃補助の拡充などを求める避難者の声に耳を傾けた。

復興省の自主避難者に対する情報支援事業の一環。県の担当者が、県に戻る人への引っ越し費用補助(17年3月まで)や避難を続ける低所得世帯への家賃補助(17年4月から2年程度)など、無償提供に代わる支援策を説明。避難者約15人が3グループに分かれて現在の課題や必要な支援についてまとめた。

避難者らは「放射線量はモニタリングポストと自分で測った数値に差があり、不信感が拭えない」「(母子避難で)二重生活の費用負担が厳しい」などと課題を述べた。支援策については「家賃補助の期間が2年では短い」「避難先で住み替える際も支援して」などの声が上がった。

郡山市から一家で避難する女性(34)は「夫の収入は避難先で転職し大幅に下がった。県には低額でもいいので長い家賃補助をお願いしたい」と話した。

県の担当者は「できることとできないことはあるが、皆さんの意向を真摯(しんし)に受け止める」。浜田副復興相は「震災から4年半で避難者の悩みは細分化している。一つ一つの声を丁寧に受け止める必要を感じた」と述べた。【喜浦遊】

2015/09/29

OurPlanetTVより 甲状腺がんの「被ばく影響研究」メンバーに祖父江氏

2015年9月29日 http://ourplanet-tv.org/?q=node/1983

福島県が、8月31日の第19回「県民健康調査」検討委員会の席上で公表した「放射線被ばくの影響に関する調査研究」の研究メンバーに、甲状腺検査の縮小を求めてきた大阪大学の祖父江友孝教授らが参加していることがOurPlanetTVの取材でわかった。同研究の報告書は年度内に公表を目指している。

「放射線被ばくの影響に関する調査研究」は、 5月18日に開催された第 19 回検討委員会で、甲状腺検査評価部会が提出した「中間取りまとめ」を受けて設置されたもの。福島県では、想定よりも多くの甲状腺がんが診断されているものの、これまで疫学的な分析は実施していなかった。このため、福島県から福島県立医科大学への委託事業の一環として、放射線被ばくの影響を確認するための調査研究 に取り組む。

現在は行われているのは「甲状腺腫瘍の進展モデルを用いた甲状腺健診「悪性および悪性疑い」数の推定に関する研究」だ。研究責任者の安村教授によると、甲状腺がんの患者のデータ(国立がん研究センター)を用いて、甲状腺がんの自然史(どのような育ち方をするか)についての進展モデルを作った上で、そのモデルを用いた推計結果を、福島県「県民健康調査」甲状腺検査の先行検査で見つかった甲状腺がんの発見数(113例)と比較検討することで、「福島県で見つかっている小児甲状腺がんの発見数の多寡を評価する。」という。

研究班のリーダーは福島県立医科大学で安村誠司教授(公衆衛生)で、福島県立医大からは大平哲也教授(疫学)、大津留晶教授(放射線健康管理学)、鈴木悟教授(甲状腺内分泌)、高橋秀人教授(放射線医学県民健康センター)、緑川早苗准教授(放射線健康管理学)の6人がが参加。さらに外部から、大阪大学の祖父江友孝教授、名古屋大学の高橋邦彦教授、放射線影響研究所の小笹晃太郎疫学部長の疫学研究者3人が参画している。このほか、県立医大の石川徹夫教授(放射線物理学)がオブザーバー参加する。

外部から参加する大阪大学の祖父江友孝教授は、環境省に設置されていた「福島第一原発に伴う住民の健康管理のあり方を考える専門家委員会」の委員だった当時、甲状腺エコー検査には「不利益が多い」として、検査の見直しや縮小を強く主張してきた経緯がある。「甲状腺検査には意味ない」と発言してきた研究者が参加することで、2016年4月から始まる3巡目で、大きな検査離れを生む恐れがある。研究班は、2ヶ月に1回程度の頻度で研究会を開き、2015年度内での成果の公表を目指しているが、研究結果によっては、さらに住民の不信感が高まる可能性も否めない。


「放射線被ばくの影響に関する調査研究について 」(福島県県民健康調査課)
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/129307.pdf

奥州産野生フキの出荷自粛解除 県内の対象山菜で初/岩手

2015年9月29日 岩手日報
https://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150929_4
県は28日、奥州市産野生フキの出荷自粛要請を解除した。県内で出荷制限されていた野生の山菜で出荷自粛要請の解除は初めて。

2014年からの検査で、放射性物質濃度の値が低かったことから解除した。今後は同市が野生フキを採取する生産者や集出荷者を記録する台帳を整備。出荷前検査と定期検査を実施して安全を確認する。

12年6月の検査で100ベクレル以上が検出され、出荷自粛を要請していた。国の出荷制限や県の出荷自粛要請のある本県の野生の山菜は同日現在で、9種類となった。

WTO、韓国の日本産水産物輸入規制で小委員会設置

2015年9月29日 LogisticsToday
http://www.logi-today.com/188188

国際世界貿易機関(WTO)は28日、日本が設置を要請していた韓国による日本産水産物の輸入規制に関する小委員会(パネル)の設置を決めた。

韓国は2011年3月の福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県など8県から50種の水産物の輸入禁止規制を実施、13年にはさらに輸入規制を強化しており、日本政府はWTO協定との整合性を問題としてパネル設置を求めていた。

韓国政府は当初、8県50種の輸入規制を実施し、13年9月に福島第一原発の汚染水問題を受けて8県からの全水産物に規制を拡大。すべての日本産食品でセシウムかヨウ素の放射性物質が少量でも検出された場合、ストロンチウム、プルトニウムなどほかの核種についても放射性物質検査結果証明書の提出の義務付けることとした。

こうした韓国の反応に対し、日本政府はことし5月にWTO協定に基づく日韓二国間協議を要請。6月24、25日にジュネーブで二国間協議を開催し、8月20日になってWTO事務局にパネル設置要請書を提出したが、8月31日に行われたWTO紛争解決機関(DSB)定例会合で、非申立国の韓国が反対したため設置が見送られた。日本政府は直ちに2回目の設置申請を行い、今回のDSB会合で「パネルを設置しないことがコンセンサスにより決定されなかった」ことから設置された。

WTOの紛争解決制度では、「加盟国による協定非整合的な措置によって不利益を被った」とする加盟国は当事国間の協議で紛争が解決されない場合、一定の期間を経た上でパネルに紛争を付託し、問題とされる措置と協定との整合性判断を求めることができる。パネルによる判断に不服のある当事国は、最終審に相当する上級委員会に対して上訴することが認められている。

2015/09/28

OurPlanetTVより「20ミリは高すぎる」〜南相馬・避難基準裁判始まる

2015年9月28日 OurPlanetTV 
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1982

東京電力福島第一原発事故で局地的に放射線量が高くなった「特定避難勧奨地点」の指定解除は違法だとして、福島県南相馬市の住民らが国を訴えている裁判で28日、東京地裁で初の口頭弁論が行われた。年間20ミリシーベルトという国の避難基準の正当性を問う初の訴訟であるだけに関心は高く、150人に上る傍聴者がつめかけた。

国を訴えているのは、福島第一原発事故で「特定避難勧奨地点」に指定された南相馬の地域住民206世帯808人。昨年12月に指定が解除されたものの、放射線量は十分に下がっておらず、帰還すれば放射線による健康影響を受けながらの生活を強いられると主張し、解除の取り消しと、一人あたり10万円の損害賠償を求めている。
(原告の訴状)

原告の代理人の福田建治弁護士は、この年間20ミリシーベルト基準は、原発労働者など放射線業務従事者に適用される被爆限度に比べてもあまりに高すぎると指摘。低線量被曝による影響については未解明なことが多い上、万が一、健康影響が発生すれば、その因果関係をめぐる長い法廷闘争が必要となるとして、将来に禍根を残さないためにも裁判所の介入が必要であると訴えた。
(代理人の陳述要旨)

これに対し、国は、特定避難勧奨地点の解除は行政処分に当たらないと反論。「特定避難勧奨地点の設定や解除は、年間の積算放射線量が20ミリシーベルトを超えると推定されることなどやその地点として設定すべき実体がなくなったことの通知、または情報提供に相当するものだ」と主張した。
(国の答弁書)

 



 
この日、原告2人も意見を陳述。自然豊かだった地域の暮らしが原発事故によって大きく変わってしまった状況や指定解除後も避難生活を続けている実情を訴えた。高倉行政区長の菅野秀一さんは、地域に子どもが一人もいなくなっていると説明。「若い世帯が戻らないのは、宅地の除染が済んでも、生活圏には無数のマイクロホットスポットがあることを知っているから」であると述べた。
(菅野秀一さんの陳述要旨)

 
また、事故当時、小学生2人と生後11ヶ月の子ども3人を育てている30代の女性は、原発事故以降、小さな子どもを守るために、避難先を転々と変えざるを得なかったこれまでの経緯を説明。現在は南相馬市の仮設住宅で生活しているものの、賠償の打ち切りにより生活が圧迫されている状況を切々を語った。この日は、南相馬から東京地裁まで駆けつけた原告33人。意見陳述の間、原告席からは時折、涙をすする音がした。
(女性の陳述要旨)

 
被告である政府は、20ミリシーベルトの基準をめぐる準備書面の作成には省庁間の調整に時間がかかると主張。年明けの期日を指定したため、次回の口頭弁論は来年1月13日14時と決まった。


南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会
http://minamisouma.blogspot.jp

第1回口頭弁論期日 裁判提出書類(2015年9月28日)http://minamisouma.blogspot.jp/p/blog-page_89.html

 

【福島第1原発の現状】サブドレン水28日に放出 本格稼働後初めて

2015年9月28日 共同通信
http://www.47news.jp/47topics/e/269401.php




東京電力福島第1原発の汚染水対策の柱の一つ「サブドレン計画」で、東電は建屋周囲のサブドレンと呼ばれる井戸から地下水をくみ上げる作業を本格的に開始した。28日には、放射性物質濃度が海への放出基準値を下回ることを確認したタンク1基分の700トン余りを海へ放出する。

昨年、試験的にくみ上げていた地下水は既に放出したが、本格稼働後の放出は初めてとなる。

1~4号機の建屋には1日約300トンの地下水が流れ込み、汚染水となっている。東電はサブドレンの稼働で流入を半減できるとみるが、「(効果の確認には)ある程度運用して地下水位などを見る必要があり、時間がかかる」としている。

東電は本格的なくみ上げを9月3日に始めた。操作手順の確認などのため当初は日中だけだったが、17日から24時間体制に切り替えた。くみ上げた地下水は浄化して容量千トンのタンク7基に順次移し、水質を確認後に放出する。これまでにタンク5基分をくみ上げた。

東電によると、くみ上げは当面、地下水が流れてくる建屋山側の井戸で実施。山側では地下水の水位が建屋内の汚染水より4~5メートルほど高いという。水位が逆転すると建屋から汚染水が漏れだしてしまうため、くみ上げによる水位の変化を慎重に確認しながら徐々に水位を下げる計画だ。

海側は、汚染地下水が護岸を越えて海に染み出るのを防ぐ「海側遮水壁」の一部未完成だった部分に鋼管の打ち込みが終わっており、壁の効果による井戸の水位上昇が確認されたら、くみ上げを開始する。より海側に設置した「地下水ドレン」も稼働させ、海への流出を防ぐ計画だ。

建屋周囲の土壌を凍らせて地下水流入を防ぐ「凍土遮水壁」も、建屋山側で設置が完了した。凍らせた後に地下水位が下がり過ぎないよう厳重な管理が必要で、凍結開始のめどは立っていない。

福島、汚染解明へ淡水魚現地調査 風評被害払拭のため実態研究

2015年9月28日 産経ビズhttp://www.sankeibiz.jp/macro/news/150928/mca1509280500003-n1.htm

調査のためヒメマスを捕獲する県の担当者=8月、福島県金山町の沼沢湖

東京電力福島第1原発事故で拡散された放射性物質による淡水魚汚染。風評被害払拭のため汚染メカニズムの把握が急務となる中、福島県や研究者らが現地調査に奔走している。メカニズムは未解明な部分も多いが、徐々に実態が判明しつつある。

淡水魚は海の魚に比べ、基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える割合が高く、下がり方も鈍いとされる。県によると、海の魚の基準値超えは2012年度に採取したうちの約13%だったのが、13年度で約2%と大きく減少した。だが、淡水魚は12年度で約17%、13年度で約10%にとどまっている。

淡水魚は体内の塩分を調節する過程で、カリウムなどをためやすく、化学的性質が近いとされる放射性セシウムを体内に取り込むと排出までに時間がかかるという。

福島県内水面水産試験場は2011~12年度、あらかじめ汚染されていない環境で育てたヤマメにセシウムを含む配合飼料やミミズを与える実験を実施した。食べた餌で汚染されることが分かり、養殖の場合は餌を適切に管理すれば汚染を防げることが明らかになった。

また、アユがセシウムを取り込む経路を調べるため、県内の川の3地点で水や川底の泥などを採取。泥のセシウム濃度が高いほど、そこにすむアユの汚染の度合いが高いことが判明した。餌と比べ、水からのセシウム取り込み量は少ないとされ、藻などを食べる際にセシウムが付着した細かな土の粒子も取り込んでいる可能性を指摘する研究もある。

福島大は今年8月、阿武隈川に生息する淡水魚の汚染をテーマにした研究を重点研究分野に指定した。県内水面水産試験場とともに、水質のモニタリングのほか、アユを放流して実際に川でセシウムをどれくらい取り込むかの調査を始めた。

福島県金山町の沼沢湖でも、県から採捕自粛が求められている特産のヒメマスを調査。今後の汚染状況の変化を予測することや、セシウムで淡水魚が汚染されるメカニズムの解明が期待される。

10/3 大阪/しえんほうカフェ特別編@モモの家

(「原発事故子ども・被災者支援法」を活かす市民ネット http://kodomohisaisha.blogspot.jp よりお知らせいただきました。事務局)


しえんほうカフェ特別編@モモの家

2012年6月21日に全会一致の議員立法で成立した「原発事故子ども被災者支援法」が成立して3年となります。この法律について学びあう中、このDVDにであいました。チェルノブイリ事故の後、子どもたちを守るために今も行っているいろんなことが、日本にいる私たちにとって指針となるように思いました。ぜひみんなで一緒に考えたいです。


○上映「チェルノブイリ 28年目の子どもたち Ⅱ~いのちと健康を守る現場から」
(約40分)
○トーク さまざまな立場の皆さんからのお話を予定しています
私たちがめざす支援とは?社会のありかたとは?ぜひ一緒に話しましょう。
進行:冨田貴史(冨貴工房)

10月3日(土)18:00~21:00(OPEN17:30)

参加費:800円(避難者さん無料)できれば事前に参加の申し込みください

飲み物とケーキ: へちまやcafe
被ばく対策プレート 1000円 (10/1までに要予約): Sweetspice NANAE(被ばく対策カフェ)

参加申し込み&料理の予約:まつむら080-1522-9817
office@momo-family.org


【上映DVDについて】
チェルノブイリ事故後28年経つウクライナでは、今も「チェルノブイリ法」によって、年間0.5ミリシーベルトを超える地域の住民には、今も様々な支援策が講じられています。中でも政府が重視しているのが、保養と健診。ウクライナ政府は2013年12月に、社会政策省に新たに「保養庁」を設置し、手厚い保養政策を展開しています。また子どもたちへの健診も、保健省が詳細なガイドラインを作成して実施。子どもたちの体調の把握に務めています。毎年、子どもの半数が参加する保養のシステムやきめこまやかな健康診断などについて取材しました。
制作: 2014(C) OurPlanet-TV






モモの家
吹田市泉町5-1-18
06-6337-8330
080-1522-9817
(阪急吹田(すいた)駅西口から徒歩6分)
http://momo-family.org

2015/09/26

福島からの避難者 被曝測定検査/山口

2015年9月26日 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=188169&comment_sub_id=0&category_id=110

東京電力福島第1原発事故の影響で福島県から山口県内に避難している人の内部被曝(ひばく)線量を測定する検査が25日、山口市の県社会福祉会館で始まった。無料で28日まで。初日は利用する人がいなかった。(記事続きあり)








映画「種まきうさぎ」が完成 福島県伝える若者、復興思い強く

2015年09月26日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20150926-015672.php
 

高知県で朗読する「たねまきうさぎ」のメンバー=2013年3月


震災と原発事故後の本県の現状を伝える朗読グループの一員として活動した高校生が、全国の人たちとの交流を通して成長する姿を追ったドキュメンタリー映画「種まきうさぎ フクシマに向き合う青春」が完成した。メンバーは現在、県外の大学に進学、離れ離れとなったが、映画完成にあたり「福島のためにできることを考えていきたい」と古里復興への思いを強くした。映画は10月24日から福島市の映画館で上映される。

朗読グループ「たねまきうさぎ」は2011(平成23)年に結成された。メンバーは当時、福島東高に通っていた長島楓さんと矢葺優佳さん、福島南高の尾形沙耶子さん、福島西高の根津咲希さんの4人。高知県の高校生から、本県の被災状況を語ってほしいと依頼があったのが活動を始めるきっかけとなった。

当初、避難生活を送る南相馬市の中学生の作文を読み上げていたが、各地で活動するうちに原発事故に対する自分たちの思いを語るようになった。「原発事故後の福島にいる自分の苦しみや考えていることを感じてほしかった」と矢葺さん。「東京や高知など県外の人が共感してくれ、思いが伝わった」と振り返る。

映画は13年から今春にかけて撮影された。メンバーが南相馬市小高区や相馬市の松川浦などを訪問、原発事故の風評に苦しむ農家や漁師から現状を聞いたり、県外の高校生と交流する姿を収録。米国が水爆実験を行ったマーシャル諸島を訪れ、放射能と闘い続ける現地の人から生き方を学ぶ姿なども収められているという。根津さんは「朗読以外の別な方法でも福島のためにできることを考えたい」と前を向く。

監督を務めた森康行さん(65)=茨城県=は「福島の問題に向き合う若者の姿から同世代の人がどう連携できるか、中高年世代はどのようにサポートできるかを考えるきっかけにしてほしい」と話した。

10/3 上映会『小さき声のカノン』入間・埼玉

10月3日(土)入間市民活動センター(イルミン)

鎌仲ひとみ監督作品
小さき声のカノン~選択する人々~
福島-チェルノブイリ国境を越えて被ばくからこどもを守る母達のドキュメンタリー

スケジュール
開場9:30
上映10:00~12:15  12:30~14:45

【特別企画】
鎌仲ひとみ監督来場!トーク
  15:00~16:00
監督に質問しよう!そしてはなそう!
  16:15~17:15

チケット前売り1000円 当日 1200円
問合わせ 轟 涼 08054557216
主催入間から発信!ずっと暮らし続けるために動く会
後援入間市教育委員会 生活クラブ生協入間支部
協力団体 こどもを守る会いるま 埼玉県生態系保護協会入間支部 埼玉高等学校教職員組合入間支部

2015/09/25

10/3文京区・東京/講演会「毒性学から見た放射線の人体影響」

NPO法人市民科学研究室 よりNPO法人市民科学研究室 主催  市民科学講座Aコース 第2回
毒性学からみた放射線の人体影響

http://blogs.shiminkagaku.org/shiminkagaku/2015/08/103.html

2015年10月3日(土)14:00~17:00 (開場13:30 )

講師 菅野 純 さん
  (国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター 毒性部部長)

■文京区 アカデミー文京 学習室
 (文京シビックセンター地下1階 東京メトロ「春日」「後楽園」駅すぐそば)

 http://bunkyocivichall.jp/access  
■資料代1000円(学生500円)
■定員60名 市民研HPから、あるいは電話で予約いただけると幸いです

チラシはこちらから→
ad20151003_csij_kanno.pdf


放射線の被ばく量100mSvまでは、発がんのリスクはないのか?
放射線は、タバコや運動不足・野菜不足のもたらす害より小さいと安心してよいのか?
放射線の健康影響は「がん」だけか? 
放射線のホルミシス効果はあるのか(低線量放射線は健康に良い)?......

東電福島原発事故の発生以降、100mSv以下の放射線の健康影響は取るに足らないものであるかのような主張が、政府広報や放射線専門家、がん医療の専門家などから続々と現れ、現在に至っています。では放射線・放射性物質を生体に対する毒性物質のひとつとしてみたとき、その有害性はどのように考えるべきなのでしょうか。低用量の環境有害物質の影響研究の第一人者である菅野純氏に、放射線の人体影響について「毒性学」の観点からお話ししていただきます。

厚労省日報ダイジェスト8月24日(第944報)


【ダイジェストの読み方】 ダイジェストでは検出例だけを羅列するのではなく、
子ども達の給食はじめ皆さんの身近にある食材の「状況」をお知らせしています。

ご覧になるときには○○Bq/kg」と赤字になっているものは検出
NaIまたはGeなど検査方法の冠がつき、「未満」の文字で終わり黒字のものは「不検出」というふうにご覧ください。みなさんそれぞれの「ものさし」を持ち、ベストの選択ができますように。

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こんにちは。
8月24日は、群馬県の野生鳥獣肉で基準値超過が3件(130~370Bq/kg)見つかりました。

【水産物】これまで高い数値が出易かったマダラ、スズキ、ヒラメは、宮城県沖スズキ6.9Bq/kgを除き、すべて5Bq/kg以下の検出です。その一方で、同じく5Bq/kg未満の数値ではありますが、時おりブリからの検出が見られるようになってきました。この日は岩手県7検体のうち1検体から0.93Bq/kg、宮城県で2.1Bq/kgの検出が報告されています。川の魚は、群馬県中之条町・四万川のイワナから33Bq/kg同県高崎市・榛名湖および前橋市・赤木大沼のワカサギから、最大でそれぞれ62Bq/kg、52Bq/kgが検出されました。

【農産物】コメや麦類からの検出報告はありませんでした。原木シイタケ最大値群馬県産24Bq/kg、菌床シイタケ栃木県7.4Bq/kg、その他の栽培キノコ類では群馬県ナメコ8.7Bq/kg栃木県ブナシメジ、マイタケ、キクラゲ、エリンギ、ナメコから4~6.5Bq/kgの検出がありました。その他の品目では、群馬県川場村・ミョウガ 7.6Bq/kg、栃木県日光市・サトイモ 8.1Bq/kgなどの検出がありました。

【畜産物・乳製品その他】群馬県野生鳥獣肉の検査が行われ、橋市のニホンジカ肉(130Bq/kg)、渋川市ツキノワグマ肉(190Bq/kg)、みどり市ツキノワグマ肉(370Bq/kg)基準値超過が報告されました。その他の検体も数値の高いものが多いので、該当地域のものをよく召し上がる方は以下のデータをご参照ください。牛肉宮城県産809検体のうち1検体から27Bq/kgの検出がありました。原乳および牛乳からの検出報告はありません。
 
世田谷こども守る会
事務局 堀


厚労省日報ダイジェスト8月24日(第944報)
 
※ 基準値超過(3件)

No.3165 :群馬県産ニホンジカ肉(Cs:130 Bq/kg)

No.3166,3174 :群馬県産ツキノワグマ肉(Cs:190,370 Bq/kg)
 
【水産物】
青森県・マダラ3検体 いずれもGe0.62~1.1Bq/kg未満

岩手県・マダラ 2.2Bq/kg

宮城県・マダラ3検体 Ge6.9~7.9Bq/kg未満
 
宮城県・スズキ 6.9Bq/kg

茨城県・スズキ3検体 すべて1.6~3.8Bq/kg

岩手県・ヒラメ3検体 うち1件 0.48Bq/kg

宮城県・ヒラメ4検体 うち1件 0.43Bq/kg

茨城県・ヒラメ Ge8.9Bq/kg未満

茨城県・ヒラメ Ge1.3Bq/kg

岩手県・ブリ7検体 うち1件 0.93Bq/kg

宮城県・ブリ 2.1Bq/kg
 
北海道・その他海産物5検体 いずれもGe1.6~7.2Bq/kg未満

青森県・その他海産物6検体 いずれもGe1.0~9.0Bq/kg未満

岩手県・その他海産物33検体 いずれもGe0.61~13Bq/kg未満

宮城県・その他海産物28検体 うち3件 0.39~1.5Bq/kg

茨城県・その他海産物5検体 いずれもGe6.1~11Bq/kg未満

千葉県・その他海産物6検体 いずれもGe0.84~7.3Bq/kg未満

神奈川県・その他海産物4検体 いずれもGe1.6~5.1Bq/kg未満
 
宮城県丸森町・アユ2検体 5.8および14Bq/kg

新潟県佐渡市(国府川)・アユ Ge7.9Bq/kg未満

群馬県中之条町(上沢渡川)・ヤマメ 6.8Bq/kg、イワナ12Bq/kg

群馬県中之条町(四万川)・ヤマメ 14Bq/kg、イワナ 33Bq/kg

群馬県東吾妻町・イワナ、ヤマメ7検体 うち5件 3.8~11Bq/kg

群馬県高崎市(榛名湖)・ワカサギ5検体 すべて 4.4~62Bq/kg

群馬県前橋市(赤木大沼)・ワカサギ4検体 すべて47~52Bq/kg


【農産物】

北海道・コメ、胚芽米30検体 いずれもGe0.79~1.8Bq/kg未満

宮城県・コメ、胚芽米8検体 いずれもGe1.0~1.4Bq/kg未満

千葉県・コメ18検体 いずれもGe5.7~8.8Bq/kg未満

長野、富山、石川、福井、岐阜県・流通品小麦12検体 いずれもGe1.1~1.6Bq/kg未満

青森県・小麦2検体 Ge10Bq/kg未満

秋田県・小麦 11Bq/kg未満
 
岩手県九戸村・タマゴタケ 34Bq/kg
 
群馬県・原木シイタケ 24Bq/kg

栃木県・原木シイタケ 3Bq/kg

千葉県・原木シイタケ 4.9Bq/kg

群馬県・菌床シイタケ Ge16Bq/kg未満

栃木県・菌床シイタケ4検体 うち2件 3.9~7.4Bq/kg

栃木県矢板市・ブナシメジ 4Bq/kg、エリンギ 6.3Bq/kg、 キクラゲ 4.9Bq/kg

栃木県高根沢町・マイタケ 5.1Bq/kg、 キクラゲ 4.5Bq/kg

群馬県高崎市・ナメコ 8.7Bq/kg

栃木県矢板市・ナメコ 6.5Bq/kg
 
千葉県成田市、印西市・クリ2検体 Ge13および14Bq/kg未満

千葉県流通品ナシ 0.58Bq/kg

福島県・流通品モモ 1.1Bq/kg

栃木県那須塩原市・レンコン Ge6.4Bq/kg未満

栃木県日光市・サトイモ 8.1Bq/kg

栃木県塩谷町・ユズ 3.3Bq/kg

群馬県川場村・ミョウガ 7.6Bq/kg

 
【畜産物・乳製品その他】

群馬県前橋市・野生ニホンジカ3検体 うち1件基準値超過(130Bq/kg)

2件 100および98Bq/kg

群馬県渋川市・ツキノワグマ 基準値超過(190Bq/kg)

群馬県みどり市・ツキノワグマ 基準値超過(370Bq/kg)

群馬県安中市・野生イノシシ肉2検体 33および91Bq/kg

群馬県長野原町、東吾妻町・野生ツキノワグマ 62および100Bq/kg

群馬県沼田市・野生イノシシ肉 24Bq/kg

群馬県片品村・野生ニホンジカ2検体 13および35Bq/kg
 
宮城県・牛肉809検体 うち1件 27Bq/kg
 
全国・原乳および牛乳119検体 いずれも検出なし