2015/06/28

7/4「郡山対話の会(コミュニケーションの”場”を作る会)」のお知らせ

福島県のフクシマン・マサです。
福島に生きる人にとっても、福島から離れて暮らす人にとっても、困難な状況が続いています。


おしどりマコ・ケンさんが、DAYS JAPAN 7月号に書いてくれた、渾身のレポートを読み、大きなショックを受けています。

県民健康調査検討委員会が、小児甲状腺異常"多発”を認める中で、国や県は、自主避難者への住宅支援の打ち切りを強行しようとしています。

こうした無情な措置に対し、放射能に不安を感じる同じ県民として、あまり力になることができず、大変申し訳なく思っています。

自分は今、子どもたちを被ばくから守りたいと願い、細々ですが3つの活動を行なっています。
1. 「食品に含まれる放射性物質検査のダイジェスト配信」
2. 「4年目のホットスポット(ホットスポットファインダーでの測定結果の動画配信)」
3. 「コミュニケーションの“場”づくり」

3番に関しては、一度だけですが、放射能に不安を感じる人たちのオフ会を開催させていただいたことがあります。

今日は、「コミュニケーションの“場”づくり」についての投稿をさせてください。
自分は今、郡山市で定期的に開かれている、「郡山対話の会」に参加しています。

郡山対話の会は、「福島で生活する人たちが、放射能のことを含め、さまざまな不安や、人に話しにくい小さな声を、安心して話せる『場』をつくりたい」と願う、一人の郡山市民と、それに応えて集まった仲間たちにより始まりました。

震災の翌年から始まり、これまでに14回、開催されてきました。(行政の援助は受けていません)。

今、福島では「リスクコミュニケーション」の名のもとに、「今の福島に放射能のリスクはない」という一方通行のコミュニケーションが行なわれている気がします。

放射能に不安を感じる人たちは、不安な気持ちを口に出せない・・・言いたいことが言えない・・・

私自身が「抑圧」されていると感じ、郡山に暮らしていますので、そうした人たちにこそ、「コミュニケーションの“場”」が、必要なのではないかと感じています。

しかし、福島に暮らし続けるという「選択」避難するという「選択」20ミリシーベルトまでは大丈夫なんじゃないかという「選択」1ミリを守ってほしいという「選択」抗議型の運動を展開すべきだという「選択」行政を敵に回すのではなく、行政と力を合わせて運動してゆくべきだという「選択」一人一人が選んだ「選択」が違うために、私たちはバラバラになってしまいました。

しかし、選択は違っても、その根っこにある「命をまもる」という願いは共通のはずです。

郡山対話の会は、違いを越え、同じ根っこの元につながりなおし、共に生きる社会という、大木を育てることを目的に、開かれています。

きたる7月4日(土)に、第15回の対話の会が開かれます。

難しいことを考える“会”ではなく「王様の耳はロバの耳~」と、言いたくても、なかなか言えなかったことを、自由にコミュニケーションしあえる“場”を目指していますので、
(別名…福島の王様の耳はロバの耳の会)
不安な気持ちを口に出せない・・・言いたいことが言えない・・・という悩みを抱えている皆さん、(私も主催者の一人として参加させていただくのですが、)もしよかったら、お気軽にご参加ください♪

PS.今、フクシマに暮らしていて思うこと・・・
それは、放射能のことに不安を感じるお母さん(お父さん)も沢山いるけれど、
そうでない人たちも沢山いるということです。

もしも、自分の知りたい情報しか見ず、話したい人としか、話さないでいたら、私たちは、裸の王様となってしまうかもしれません。

郡山対話の会では、放射能のことを不安に感じる人たちの声を大切にすると同時に、そうでない人たちの声も、大事にする必要性を感じています。

違いを越えて、共に生きる社会をを求める方なら、誰でも参加可能ですので、みなさん、お気軽にご参加くださいね♪


《開催日時》2015年7月4日(土) 11時~18時

《場所》  ミューカルがくと館  (和室)
      〒963-8851 福島県郡山市開成一丁目1番1号
      電話番号:024-924-3715
         
         http://www.city.koriyama.fukushima.jp/

《参加対象者》違いを越えて、共に生きる社会を求める方なら誰でも参加可能です。
       福島県内の方も、県外の方も、お気軽にご参加ください♪

《主催》   郡山対話の会
       ~ひとり一人の声に耳を傾けるダイアローグ~

《参加費》  会場費を参加者で割り勘 500円~1000円の間ぐらいです。

《申込方法》 当日の飛び入り参加も大歓迎!

       あらかじめ申し込み・お問い合わせいただく場合は、
       フェイスブック 郡山対話の会
       ~ひとり一人の声に耳を傾けるダイアローグ~
  
           https://www.facebook.com/events/839800712767540/
       から申込みいただくか、
       下記メールにまでご連絡下さい。
       masa219@willcom.com

《郡山対話の会運営メンバー》
 佐久間香里 

 郡山市在住の二児の母。避難から戻ったお母さんたちから始まり、 現在は参加者全てが安心して話せる居場所作りのサークルを仲間と活動中。

フクシマン・マサ
郡山市在住の社会福祉士。放射能について不安を感じ、ホットスポットの測定結果を動画にするなどの活動を続けている。

https://www.youtube.com/watch?v=EzZTOZAt3vQ

桐山岳大
個人、夫婦、家族、組織、地域の葛藤や混乱に向き合う東京在住の心理カウンセラー。プロセスワーカー。

山田主規
関東を中心に、福島県においても多数の企業の再建、活性化を手掛けてきたビジネスコンサルタント。

佐藤泰幸
会社員。宮城県在住。現在は主に東北で対話の場を起こして行こうと活動中。

《その他》 

※会場までの交通手段がない方は、主催者までご連絡ください。
 主催者や他の参加者さんとの相乗り等で、送迎を調整します。

※昼食について各自ご持参いただくか、会場から徒歩5分程度の所にレストラン及び

 コンビニがございます。

※託児について託児体制は整えておりませんが、お子さん連れの参加も歓迎します。
 その場合、参加者全員で自主的にお子さんの相手をさせて頂くことをご了承ください。
 私たちは、お子さんも大事な参加者のひとりと考えています。

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