2014/05/20

福島県民健康調査:子どもの甲状腺がん50人、疑い39人

福島県民健康調査における、子どもの甲状腺がんがついに50人になったとの報道がありました。依然として「被ばくの影響とは考えにくい」と結論づけています。被ばくの影響でないとしたら、何の影響なのか、単にスクリーニング検査のせいだとしても、これだけの子どもたちががんだと診断されて、手術を受けるにいたっているにもかかわらず、原因究明の真摯な取組みが欠けているように思えます。

毎日新聞 2014年05月19日 20時41分(最終更新 05月19日 20時43分)

 ◇検討会「被ばくの影響とは考えにくい」の見解

 東京電力福島第1原発事故による放射線被ばくの影響を調べる福島県の県民健康調査の検討会が19日、福島市であり、甲状腺がんの診断が確定した子ども(震災当時18歳以下)が、前回の検討会(2月)から17人増の50人になったと報告された。
 これまでに、対象者の約8割に当たる約30万人が受診し、がんが確定した50人のほか、「がんの疑い」がある人も39人で、計89人(0.03%)となった。同検討会は「年齢や居住地による相関関係がみられず、チェルノブイリ事故では4、5年後の増加が確認されていることから、被ばくの影響とは考えにくい」との見解を示した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第15回福島県「県民健康調査」検討委員会
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1778
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日時:2014年5月19日(月)13時30分 ~ 16時00分
会場:杉妻会館 4階 「牡丹」 福島県福島市杉妻町3-45
議事
(1) 基本調査について
(2) 詳細調査について
1 甲状腺検査
2 健康診査
3 こころの健康度・生活習慣に関する調査
4 妊産婦に関する調査
(3) その他
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日行われた、福島以外の子どもの健康調査を検討している専門会員会もまた、結論ありきの議論に思えてなりません。
OurPlanetTVのアーカイブより


福島民法記事↓

0 件のコメント:

コメントを投稿