2011/07/31

いよいよ明日!「ファーストアクション・ミーティング」プログラムが確定しました

いよいよ明日にせまった「第一回ファーストアクション・ミーティング」!
今回もたくさんの方からお申し込みをいただき、残席があとわずかとなっております。
(※お申し込み受付は本日の午後8時をもって終了となります)

7/12のキックオフミーティングから3週間程ですが、新たに準備会に加わってくださったメンバーの方々や、全国からお寄せいただいたメールでのご意見・ご要望を受けて、準備を進めてまいりました。


福島における現状や全国に広がる汚染状況など、一刻を争う状況が続く中、私達子ども全国ネットという市民のネットワークの場で、この状況を打破し、子どもと未来を守るべく、思いとチカラを結集していきたいと思います。


明日は今後に向けての第一歩を踏み出すために、とことん話し合い、地域でつながり、プロジェクトを立ち上げアクションをスタートさせましょう!!

当日の詳細プログラムが決定いたしましたので、下記にご案内します。


************************

■8/1日子ども全国ネット「ファーストアクションミーティング」
 <伝えよう、とことん話そう、次の一歩につなげよう>


●日時 2011年 8月1日(月)10:00~17:00

●参加費  午前・午後通して 1,000円
     夜の交流会    2,000円 (当日参加申し込みできます)
※受付は、午前・午後のスタート前にそれぞれ行います。


●場所  国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 4階 401号室
    入口案内には「全国こどもネットワークショップ」というタイトルになっています。
    夜の交流会は センター棟2階 「カフェフレンズ」です。
    所在地:〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1
    http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html

<スケジュール>

9:30受付開始

<午前の部>
10:00 ●開会の挨拶と事務局からの報告
10:15 ●話題提供(2時間15分)
     1)関西、西日本からの話題提供(避難疎開支援他や西日本の動き)
       ・山泉道子さん(関西ネットワーク・避難支援) 
       ・peace  梶谷さん   
     2)福島支援プロジェクト(飯田さんコーディネート)
       ・ハーメルンプロジェクト 志田さん
       ・福島避難親子の会    深川美子さん
     3)食の安全と自治体・政府交渉
       ・いのちを守る全国ネット 増山麗奈さん 
       ・内部被爆から子どもを守る会 中村純さん 
     4)食品測定所&計測
       ・5㎝50センチ計測    松尾さん
       ・福島市民計測センター  丸森あやさん

12:30 ●昼食(会場内では飲食できません。館内の食堂、カフェなど利用するか、
        持参して周辺で食べていただくことになります。ご了承ください。)

<午後の部>
13:20 ●ワークショップの説明

13:30 ●1部<WSミーティング テーマ別>
      前半・後半各45分で交代も可。
      90分間で1つ又は2つのテーマに参加。

      ○福島支援 福島情報
      ○避難疎開支援受け入れ
      ○避難権利・補償問題
      ○給食及び 学校 園他
      ○食の安全(基準値他)
      ○食品測定所
      ○市民計測ネット
      ○政府交渉(食の安全に関する)
      ○自治体請願関係など
      ○茶話会
      ○除染活動

15:00 ●休憩 10分

15:10 ●2部<WSミーティング 地域&プロジェクト別>
      (地域別に5~6 プロジェクト別に6)(50分)

     (1)地域別 (東京都区部 東京都市部 千葉 埼玉 横浜 他その場で)
       ○茶話会 ○給食・学校対応 ○自治体対応 ○計測
        などのテーマで地域でのアクションをアウトプット

     (2)全国ネットプロジェクト別
       1部から主メンバーは引き続きプロジェクトMTへ

       ■プロジェクトをスタートする繋がりの場(コアメンバーになります)
       ■各プロジェクト毎に下記のような視点で具体策をアウトプット
        「現状課題を解決出来る危急のアクション」
        「全国で取り組むことで大きなうねりになるアクション」
        「多様な人が繋がる事で出来るアクション」
        「ネットワークを活かしてできるアクション」

       ○福島支援プロジェクト
        包括的な福島支援のあり方(多面的支援)
        疎開受け入れと福島をダイレクトに繋ぐ
        避難権利、人権の法的訴求など
       ○食の安全プロジェクト
        政府交渉 こども独自基準値など
       ○政府自治体交渉・請願プロジェクト
       ○食品測定所プロジェクト
        子ども全国ネットでモデル測定所をつくる
        全国へ普及の方法
       ○放射線測定プロジェクト
        計測のネットワーク化
       ○全国1000回茶話会プロジェクト

16:00 ●各地域、チームから発表。
      <実施を目的とする具体的アクションを3分程度で各チームから説明>
16:30 ●まとめ
16:40 ●終了 (17:00には会場を元に戻して完全撤収です。後片付けにご協力ください)

<後片付け&交流会移動>

17:30~20:00 交流会

以上。

明日、皆さんにお会いできることを楽しみにしています!!



2011/07/30

【福島県内在住ならどなたでも参加可能!】キッズ・ホームステイプロジェクト in 西伊豆

いよいよ8月。夏休みも本番ですね。

今日は、「子どもを旅行に連れて行ってあげたいけど、まだ行く先が決まっていない」という、福島県内にお住まいのママ・パパさんに耳寄りなお知らせです!

 お子さんと一緒に、「キッズ・ホームステイプロジェクト in 西伊豆」に参加してみませんか?

ビーチで海水浴をしたり、バーベキューをしたり…。地元の人たちとのふれあいを楽しんだり。
思いっきりリラックスした5日間の旅を満喫してみましょう。

 西伊豆町のご厚意で、参加費はひとり2800円のみ。(自由行動の場合の諸経費は別)
 まだまだお申し込みを受け付けているようですので、ぜひご参加くださいね!

  詳細とお申し込みは、「キッズ・ホームステイプロジェクト in 西伊豆」のホームページをご覧ください。

http://khp311.org/

※こちらのホームページには「南相馬在住の方」とありますが、福島市内の方なら参加可能です。



2011/07/29

東京大学アイソトープセンター長の児玉達彦教授が、怒りに声を震わせ政府・東電の怠慢を糾弾

「東大教授=御用学者」というイメージがすっかり定着していましたが、こんなに心ある教授がいらっしゃるのだと、この動画を見て胸が熱くなりました。

 東京大学アイソトープセンター長の児玉達彦教授は7月27日、参議院 厚生労働省委員会での冒頭意見陳述に立ち、怒りに声を震わせながら政府と東電の怠慢な姿勢を糾弾しています。

 事故から4ヶ月以上立った現在でも、政府や東電が汚染状況を細かに計測・公表していない状況や、農家や酪農家への対応の遅れ、さらには、子どもたちを安全地帯へ速やかに避難させていない現状をなどを次々と指摘し、「7万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに国会はいったい何をやっているのですか!」と、国民の声を代表するような鋭い指摘を行っています。ぜひご覧下さい。




【避難・疎開支援情報】サマーキャンプ・大分県佐伯市/子どもたちを放射能から守る会大分(仮称、7月31日発足予定)

8月20日から26日に、疎開希望の福島及び近郊の地域の親子を、
大分県佐伯市宇目にと思い、宇目疎開キャンプを企画しています。


〈宇目疎開キャンプについて〉
目的:子どもたちを放射能から守るために、福島及び近郊の地域から疎開希望の親子が、大分県に短期滞在又は移住できるよう支援する
とき:平成23年8月20日~26日
ところ:夏木小屋、ととろの森宇目キャンプ村
参加人数:30人(予定)
※滞在費及び食費は無料。

オプションとして、藤河内渓谷ハイキング、川遊び、キャンプファイヤー、
てんつくまんイベントなどあり。移住希望の方の物件探しなどサポートします。

主催:子どもたちを放射能から守る会大分(仮称、7月31日発足予定)

お問い合わせ先:担当 古屋さおり
        kodomooita@yahoo.co.jp
        090-9848-4148

まもろう☆あかつぶ缶バッジ作戦はじまりました~☆

子どもたちを放射能から守りたいと思っている方々なら、知らない人はいないかも?

柚木ミサトさんの赤いつぶつぶの絵 「まもろう」

momorou-s01-2.jpg

その「まもろう」が今、その言葉が呪文のように
ちちんぷいぷいとすっごく大活躍しそうな気配です~~☆

柚木ミサトさんの日記より☆


【あかつぶ缶バッジ作戦委員会】

「1人のお母さんが立ち上がり発足!
「イラストを使って缶バッジを作りたいのだけれど許可してもらえるでしょうか」って、
突然メールが来たのだわね。

バッジと交換したお金で、 ホールボディーカウンターを(被曝量を量る機械ね)
各地に買いたいんだって。

http://t.co/f6O5stA


福島、関東、周りに同じように心配してる仲間が居ればいいけど、
放射能の話しはタブーだったりするんだよね。

「あら、あなたも実は気になってたのね」

そんなサインになるといいなと、この缶バッジが生まれました。

赤いつぶつぶ缶バッジ.jpg

http://blog.livedoor.jp/akatubukan/

柚木ミサト全面的に応援しております。
あかつぶ缶バッジ一個200円でそのうちの100円は寄付になります。
この活動を、是非全国へ広げたいものです。

小さな子どもを抱えながら、たった1人で始めちゃいました。

すごいぜ!行動力!日本には勇気のある人がたくさん居ます。

すごく嬉しい事だと思う。
よければ応援してください。 」

缶バッジの仕様は以下のとおりです。

直径:約25ミリ
素材:スチール
ピン:のの字型ピン

<配布額>
寄付100円付きで200円での配布


<配布方法>
お手数をおかけいたしますが,
〒270ー0157
千葉県流山市平和台5丁目42-19
流山平和台郵便局留
あかつぶ缶バッジ作戦委員会 クボジュンコ

まで、以下のものを同封した封筒をご郵送ください。
○定型封筒1枚(往信分の切手をはり、送付先のご住所をご記入下さい。)
*10個以上のおまとめの場合には切手の貼付不要です^^
○ご入用の個数とご連絡先を書いたメモ書き
○ご入用の個数×200円の額面の郵便為替

コメント欄から「郵便で一式おくるよ!」と御連絡下さい。
その際、コメント欄でお使いになったハンドルネームをメモ書きのお名前の後にお書き下さい。
    
郵便口座、出来ました!

記号 10550  番号 22714651
アカツブカンバッジサクセンイインカイ

他金融機関からの振込の場合は,
店名 〇五八(読み ゼロゴハチ)
店番 058
預金種目 普通預金
口座番号 2271465


「ドキュメンタリー映画監督が見たフクシマ」海南智子氏講演会


海南友子氏 講演会



「ドキュメンタリー映画監督が見たフクシマ」
日 時 : 2011年8月27日(土) 17:15~18:45
会 場 : ちひろ美術館・東京 図書室
参加費 : 500円(入館料別、高校生以下入館無料)
申 込 : 2011年7月27日(水)より受付開始
講 師 : 海南友子(ドキュメンタリー映画監督)
定 員 : 60名


昨年全国で公開されたドキュメンタリー映画「ビューティフル アイランズ」の海南友子監督が、
事故後の福島原発とその周辺で生活を営む人々を4ヵ月に渡って密着取材しました。
「原発のおかげで私たちは東京で豊かに不自由なく暮らしてきた。
東京のシステムの心臓部は福島にあった。事故の責任の一端は、東京に住む自分にもある」と語る海南監督。
今回は、これまでの取材内容を、映像(DVD、スチール)をふんだんに交えた、初の報告会となります。



海南 友子(かなともこ)

1971年東京都生まれ。日本女子大学在籍中に、是枝裕和氏のテレビドキュメンタリーに出演したことがきっかけで映像の世界へ。
卒業後、NHKに入局。報道ディレクターとしてNHKスペシャルなどで環境問題の番組を制作。
2000年に独立。主な作品に『マルディエム 彼女の人生に起きたこと』、
『にがい涙の大地から』(黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞受賞)、
劇映画のシナリオ『川べりのふたり(仮)』(サンダンスNHK国際映像作家賞受賞)、
『ビューティフル アイランズ 〜気候変動 沈む島の記憶〜』(プサン国際映画祭アジア映画基金AND賞受賞)など。
平塚らいてう賞受賞。


お申し込みはこちらから
http://www.chihiro.jp/tokyo/event/2011/0615_1042.html

ちひろ美術館・東京 TOPページ(交通アクセスはこちらからご確認ください)
http://www.chihiro.jp/tokyo/


〒177-0042 東京都練馬区下石神井4-7-2
TEL:03-3995-0612 / テレフォンガイド:03-3995-0820
FAX:03-3995-0680

2011/07/28

文科省前行動~区域外避難者・「自主」避難者にも正当な賠償を!

国際環境NGO FoE Japanより、呼びかけがあります!
【緊急行動】文科省前行動 ~区域外避難者・「自主」避難者にも正当な賠償を!


7月29日(金) 12:00~13:15(予定) 文部科学省旧館前
※最寄駅:銀座線「虎ノ門」、千代田線・日比谷線・丸ノ内線:「霞が関」

原子力損害賠償紛争審査会に私たちの声を届けるため、緊急行動として、7月29日、第12回の原子力損害賠償紛争審査会の会場となる文科省旧館の前でアピール(横断幕、マイクアピール、チラシ撒き)を行います。行動には福島と首都圏から「自主」避難された方が参加します。また、そのあと、紛争審査会の会議を傍聴します。 行動に参加してください!

行動に参加してください!
ぜひみなさま、ご参加ください! 29日12:00に文科省旧館前にご参集ください。
プラカードなどで、「自主避難にも補償を!」とアピールしてください。

紛争審査会を傍聴
審議会は13:00~16:00に文科省旧館にて行われます。傍聴においても、プラカードなどで、意見をアピールしてください。
審査会の傍聴は申込みが必要です。28日(木)14時までに、氏名、所属機関及び連絡先を文科省FAX:03-6734-4659、またはE-mail:genshi@mext.go.jp にてご登録下さい。

当日は、さよなら原発全国署名の提出・保安院交渉が参議院議員会館B107であります。
行動後、そちらに合流することもできます。

■趣旨
7月29日(金)に行われる原子力損害賠償紛争審査会において、福島原発事故における東電の補償について、中間指針(案)が提示されます。ここで避難区域外からの「自主」避難者に対する賠償が盛り込まれない可能性が高まっています。

水素爆発の恐怖から避難せざるを得なかった…家の中が放射線管理区域状態でとても子育てができる環境ではない…私たちが実施した意見書や、紛争審査会に提出した意見書には、避難せざるを得ない状況、二重生活、二重ローン、かさむ交通費、退職による収入減から生活は苦しく、補償が是非とも必要な実状が綴られています。また、避難したくてもできないでいる多くの人も、補償により道を切り開きたいと望んでいます。
>審査会宛意見:「私たちの声をきいて下さい!」http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/110715_1.pdf
>「自主避難でアンケート実施」http://www.foejapan.org/energy/news/p110725.html


7月15日に行われた紛争審査会事務局との交渉では、避難者からこうした実状が訴えられ、意見書と合わせて「自主」避難者への賠償を求める要請書を提出しました。

しかし、紛争審査会は今、これを受け入れない方向で中間指針を出そうとしています。私たちは、事故後の状況、また汚染が深刻な広がりをみせている現状に鑑み、自主避難を余儀なくされた方々の声を直接、審査会に届けるため、今回の要請行動を実施します。

緊急行動として、会場となる文科省旧館の前でアピール(横断幕、マイクアピール、チラシ撒き)を行いたいと思います。行動には福島と首都圏から「自主」避難された方が参加します。

■呼びかけ団体(7月26日現在):
福島老朽原発を考える会
国際環境NGO FoE Japan
プルトニウムなんていらないよ!東京

■問い合わせ先:
国際環境NGO FoE Japan 満田夏花(みつた・かんな)携帯:090-6142-1807
(詳細はFoE Japan HPをご覧下さい http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110729.html )

2011/07/27

食品暫定基準値「生涯被曝100ミリ」問題

本日の「東京新聞」「報道ステーション」で、
「生涯被曝100ミリ」問題が取り上げられました。
突出して高い現行の暫定基準を続けていく狙いがあるのではないかと報道され
ております。

東京新聞:http://p.tl/Qf3a
報道ステーション http://p.tl/CXob

旧ソ連は事故を受けて今の日本よりもずっと低い基準を定めてきました。

要するに、「生涯線量」にすれば、1年に数十ミリの被曝をしても、「基準以下」で
「安全」とする事ができることが懸念されています。

食品安全委員会は今後、広く国民の意見を求めたうえで、
8月下旬にも正式に答申をすると述べています。
正式発表の前に国民の声を届けたい。


食品安全委員会の意見交換会のご案内

     食品に関するリスクコミュニケーション
-放射性物質に係る食品健康影響評価についての開催について-

日時:平成23年8月2日(火) 10:00~12:00

会場:安全委員会 中会議室
港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル22階 別添地図参照[PDF] )

募集人数:90名(先着順) ※どなたでも御参加いただけます。

詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/koukan/radio_tokyo_risk_annai230802.html

報道関係にも公開です。






 

2011/07/26

7/26(火)横浜・瀬谷区「放射能被害について考える」木下黄太氏講演会

「放射能被害について考える」木下黄太氏講演会のお知らせ

木下黄太:取材活動や自らの経験を通し、いま皆さんに伝えたいことをお話します。
ブログ「福島第一原発を考えます」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927

<講演内容>
・放射能被害の現状・これからの対策
・子どもを守るために私たちが出来る事
日時: 7月26日 (火) 開場12:30 開始13:00
場所: 瀬谷公会堂 講堂 (相鉄線三ツ境駅下車・徒歩10分)横浜市瀬谷区二ツ橋町190

     http://www.seyakokaido.hall-info.jp/
参加費: 無料(直接会場にお貸しください)
企画・運営: 「横浜の子どもたちを放射能から守る会」瀬谷支部
http://yokohama-konan.info/
問い合わせ: yokohama_seya_child@yahoo.co.jp
       090-6173-0434またはmiki-ty.maru-@ezweb.ne.jp(村山まで)

※チラシ配布などを行いたい場合は、講堂の出口で可能

2011/07/24

ECRR科学事務局長・クリス・バズビー氏の講演報告

私たち「子ども全国ネット」の初イベントとして、「ふくしま集団疎開裁判の会」らとの共催で開かれた「クリス・バズビー教授(ECRR科学事務局長)の講演会」が7月20日、千代田区立内幸町ホールで行われ、約130人の方々にお集まりいただきました。

DSC_0011.jpg

バズビー氏は、約1週間におよぶ日本滞在中、東京や千葉、会津、東京などで精力的に講演を行い、「毎時1マイクロシーベルトを超える地域に住む大人や子どもは退避すべき」と懸命に危機を訴えました。
以下、バズビー氏の講演の中から、いくつか要点をご紹介します。


■ICRPのリスクモデルより350~1000倍危険

バズビー氏は講演の中で、「日本政府が依拠しているICRP(国際放射線防護委員会)のリスク予測は、内部被ばくによる影響をほとんど考慮しておらず、ECRR(欧州放射線リスク委員会)が独自に疫学調査したリスク予測に比べると350~1000倍甘いという結果が出ている」と話しています。

では、なぜ世界がICRPの基準を採用しているかというと、原子力産業の圧力があるからに他なりません。

その証拠に、2009年3月までの20年間、ICRPの科学事務局長であったジャック・バレンティンは、辞任後の2009年4月22日の公開ミーティングで、「ICRPのリスクモデルでは、人間の放射線被ばくの健康影響を予測できない。なぜならいくつかの内部被ばくの計算ミスが900倍にもなっているからだ」と述べ、「公的なリスク機関はチェルノブイリの影響を考慮していないので、間違っている」と、いかに現在のリスク予測が甘いものであるかを、吐露しているそうです。


■今後、福島におよぶリスク

 では、ICRPのリスクモデルに基づき、日本政府が「居住してもよい」と定めている汚染地域に人々が住み続けることで、どのようなリスクが発生するのでしょうか。

バズビー氏は、「誰も移動することなく汚染がこのままこのレベルであるとすると、半径100㎞圏内に住む人のガン増加率は66%になり、10年以内に発症するでしょう」と、強く警告を発しました。
なぜなら、空間の放射線量が高いということは、それだけ空気中に放射性物質が浮遊しているということであり、その放射性物質を呼吸を通して体内に吸い込むことで、より内部被ばくの危険性が高まるからだということです。

バズビー氏は、福島第一原発由来による放射性物質で、どれだけ私たち日本人が内部被ばくしているかを調査するために、車のエアフィルターを用いて調査を行っています。車のエアフィルターは、人間の肺と同じように外気を吸い込んでいるため、内部被ばくをシミュレーションするために有効だといいます。バズビー氏は、「千葉・東京・福島(原発から約100㎞離れた地点)を走行した車のエアフィルターを調査した結果、いずれからもセシウム134,137が検出され、さらにプルトニウムとウランと思われるα線放出する放射性物質も発見された」と述べました。
検出された数値を見る限り、1960年代に行われた世界の核実験によって降り積もった核物質の量よりも、千葉県では約270倍、福島県では約1000倍多く排出されていることが読み取れたということです。


■今、私たちができること

 では、私たちは今後、どのようにこの事態に立ち向かっていけばよいのでしょうか? バズビー氏はいくつかの提言をしています。

1.1マイクロシーベルト毎時を超える地域に住んでいる人々の避難
1.水と食料は汚染されていない地域のものを摂取する
2.将来の補償裁判のために、髪の毛や爪のサンプルを採取しておく
3.原子力産業と政府に対して、被ばくによる健康被害の法的な補償行動をとる
4.独立科学者たちの協力を得て、福島調査基金を起ち上げる
5.初めから事故の影響を過小評価してきた科学者たちを告訴する


とくに、1.「1マイクロシーベルト毎時を超える地域に住んでいる人々の避難」についてバスビー氏は、「地面から1メートルのところで1マイクロシーベルトを超える地域に住んでいる人たちは、即時に避難すべき。もし居住し続けると、深刻な健康被害をもたらす可能性がある。また妊娠中の女性の場合は、胎児の生存や成長にも影響がおよぶ危険性がある」と、警鐘を鳴らしたうえで、「人々をこうしたところに放置しているのは、犯罪レベルに無責任だ」と、日本政府の対応を痛烈に批判しています。

 最後にバズビー氏は、「今こそ日本人が起ち上がり、世界の原子力政策にピリオドを打ってほしい。原爆被害国である日本だからこそ、新しい次の世界を創れるのだと信じている」と、エールを送り講演を締めくくりました。

 ***

福島第一原発の事故は、人類がまだ経験したことのない未曾有の原発事故だといわれています。だからこそ私たちは、過去のあらゆる事例に学び、チェルノブイリの惨状から目を背けることなく、十分にリスクを鑑みて行動することが求められているのではないでしょうか。

(文責:和田秀子)


110720 【自由報道協会】クリス・バズビー博士 記者会見の模様はこちら
http://www.ustream.tv/recorded/16118454


ECRRクリス・バズビー論文「福島の破局的事故の健康影響」日本語訳
Japanese Translation of ECRR Chris Busby's Paper "The Health Outcome of
the Fukushima Catastrophe"
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/07/japanese-translation-of-ecrr-chris.html


【参加者募集】8/1(月)「ファーストアクションミーティング」のお知らせ 「伝えよう、とことん話そう、次の一歩につなげよう、」

8/1(月)ファーストアクションミーティングの概要が決まりました!

7/12のキックオフミーティングを受けて、ファーストアクションミーティングを開催します。
8/1(月)、8/27(土)の2回のミーティングを開催し、
9月に、より具体的なアクションの成果と新たなアクションの立ち上げ報告を兼ねて
全国ミーティングを開催していと考えております。

平日(1日)と週末(27日)の2回開催しますので、よりたくさんの方とつながり
情報交換しましょう。

この2回のミーティングを通じて、お母さん同士お話会や勉強会を企画したり、
陳情や要請、計測などをされる方はお互いの知見を交換し、
具体的で有益な活動に繋げていきたいと思います。

また、避難疎開や食の安全、各地での計測ネットワークなど、
全国ネットで進めたいプロジェクトについても
外部の専門家や各地の活動をつなげて、
より包括的なプロジェクトにしていけるよう進めていきたいと思っています。

午前は、福島から市民測定所の代表、支援疎開団体の代表からのお話や、各地域からの
活動事例報告の場を設け、現状について情報を共有したいと思います。
午後は地域別やテーマ別にわかれて、参加者同士でとことん話し合い
具体的なアクションの中身を詰めていきたいと考えております。

テーマ及びプロジェクトについては

●福島支援プロジェクト(避難疎開支援・福島情報・多様な支援について)
●1000回茶話会 (茶話会の開き方、伝えるツールなど)
●行政・議員対策  (議員への質問状、行政への要請資料やアプローチの共有化)
●食品計測所    (市民測定所を全国で)
●全国計測チーム  (全国の計測の標準化、データベース化)
●食の安全     (給食・暫定基準値問題・防御他)

などを予定しています。

午後の部終了後には交流会もあります。
日中都合で参加できない方は交流会のみの参加もOKです。

ぜひご参加頂き、思いのたけを話し合いましょう。

■今後の全国ネットミーティングスケジュール

●8/ 1(月) 「第一回ファーストアクションミーティング」       120名
        ・地域別・テーマ別、プロジェクト毎に話し合います。

●8/27(土) 「第二回ファーストアクションミーティング」       120名
        ・地域のつながり、全国のつながりを活かしたアクションを起こします。

●9/19(月・祝日)「子ども全国ネット・ネットワークミーティング」   300名
        ・様々な各地のアクション、全国の取り組み、今後の企画の報告と交流。


■8/1日「第一回ファーストアクションミーティング」のご案内

●日時 2011年 8月1日(月)

●時間 <午前の部> 10:00〜12:00 情報提供(各地域活から、福島から、西日本から)
                    ハーメルンプロジェクト代表  志田さん他、予定
                   (避難・保養支援  郡山市)
福島ネット・市民測定所 丸森さん他
                    その他、計測、食品測定関係の情報提供者打診中。
    <午後の部>  13:00〜16:30 地域別、テーマ別、プロジェクト別に
                    分かれて話し合いワークショップ
                    多様な人達とつながりとことん話し合い、
次のアクションに繋げます。

    <夜の部>   17:00〜20:00  交流会(オリンピックセンター内 カフェレストラン)

●参加費  午前・午後通して 1,000円
     夜の交流会    2,000円 

●参加人数 120名(申し込み先着順)

●場所  国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 4階
    所在地:〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1
 http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html

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2011/07/20

【予告】8/1(月)「ファーストアクションミーティング」のお知らせ

7/12日の「キックオフミーティング」を受けて、8/1日(月)に代々木のオリンピックセンターにて
「ファーストアクションミーティング」を開催することになりました。

7/12日の後半に行いました「地域別ワークショップ」は大変な盛り上がりとなりました。
最後に各地域から発表した宣言や提案は、取材に来られたメディアにも強い関心を持って頂きました。

これらの提案を具体化していくためのミーティングの場として

「ファーストアクションミーティング」と銘打ち、さらに掘り下げた話し合いの場としたいと
スタッフ一同準備しております。

詳細については一両日中にあらためてご案内いたしますが、
「地域別ワークショプ」「テーマ、課題別ワークショップ」を予定していますので
地域の方同士つながり、また関心の高いテーマについて、とことん話あい、
解決策やアクション模索したいと思います。

7/12日参加出来なかった方、また、参加された方はもっと、掘り下げて話し合いことが一杯だと思います。
是非この機会に、お互いの情報や課題を共有して、次の具体的なアクションに繋げていきたいと思います。

また、このミーティング準備スタッフと、他にも今後の運営も含めて一緒に進めて下さる運営チームのスタッフも
合わせて募集していますので、ご協力下さる方は是非事務局迄ご連絡ください。
みなさまのご協力、お待ちしております。

合わせてこのミーティングに対する要望やご提案などもありましたら、
事務局までご連絡下さいませ。

事務局 近藤



全国ネットプロジェクトとfacebook

みなさま

昨日は関東も台風の影響で雨と風に見舞われ、午前中外出したときはずぶ濡れになりました。
西日本の方はもっと凄かったかと思います。台風の被害が心配です。
また今日も近畿から関東にかけて風雨の影響が強い様子ですので、外出の際は気をつけてお出かけ下さいね。

さて、お待たせしましたおりましたがfacebookに子ども全国ネットのファンページをオープンしました。

facebook 子ども全国ネット

全国各地みなさんの活動や思いをどんどん伝えてくださいませ!

現在全国ネットでは以下記のプロジェクトを進めていく準備をしています。

皆様にも参加して頂きたく、下記プロジェクトについて、また他にも全国ネットで
やっていきたいこと、提案したいことなどもどんどん伝えて下さい。

現在準備しているHPで全国のみなさんの活動や情報共有をしていきながら
みなさんと繋がって全国で動ける新たなアクションを作っていきたいと思います。

そしてワーキングチームのメンバーが揃ってきましたら、
Facebookののグループやメーリングリストなどを使ってコミュニメーションとりつつ
進めていきたいと思います。

HPも急いでおりますが、先ずはFacebookでみなさんと繋がっていきたいと思います。

また、同時に全国ネットのHPでは、これから勉強会やお話会を始めたい、
給食について他の地域で動いているみなさんの情報を知りたいなど
お母さん達の知恵袋としての役割も準備しています。

そして合わせてコミュニティの場としてのmixiも準備中です。
茶話会のような場にしていきたいと思っていますので、しばしお待ち下さいませ。

あれこれ思い悩む事も、ご提案など多々あるかと思います。
HPが出来る迄は 下記Infoまでご連絡頂ければ
事務局の方で対応させて頂きますので、遠慮なくご連絡下さいませ。

問い合わせなどはこちらから

今後予定しているプロジェクトは

1) 「代表者会議」全国の各団体の代表者会議の開催
2) 「福島支援」福島の子どもたちの保養・疎開、食料支援、情報支援など
3) 「子ども独自基準」子どもの安全を守るための食品の独自基準値の設定
4) 「市民測定所」市民による食品放射線計測センターの起ち上げ
5) 「1000ヶ所茶話会プロジェクト」放射能の正しい知識を広めるための茶話会の開催支援
6) 「1000万人署名」子ども全国ネットが中心となっての1000万人の署名

また新たに提案されたプロジェクトとして

7.除染、防御、8.計測・食品測定、9.議員プロジェクト、10.医療相談・カウンセリング 
などがあがっています。

他にもこれは!というご提案も大歓迎です。

現在「食の安全」と「福島支援」については急を要しますので、
急ぎプロジェクトを立ち上げ、みなさんにもご案内したいと思います。

各プロジェクトは、みなさんと一緒にワーキングチームを作りながら進めていく予定です。

各プロジェクトチームと全国ネットの運営チームと連携を常にとりつつ、
活動を推進していきたいと思います。

全国ネット事務局
    近藤波美



2011/07/19

7/19「避難の権利」確立のために!対政府交渉を福島にて行います!

「避難の権利」確立のために!対政府交渉を福島にて行います!


福島の子どもたちを守るために!「避難の権利」確立のために!
続けられてきた対政府交渉を福島にて行います!

福島周辺はもちろん、各地からご参集ください!

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対政府交渉 in 福島~「避難の権利」の確立を求めて
http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110719.html
2011年7月19日(火)13:00~16:30@コラッセふくしま
=======================================================

福島市や市民団体の調査により、避難区域外においても放射能汚染が広がっている実態が明らかになってきました。既に、子どもたちの被ばく量は1ミリシーベルトの数倍にも達しており、福島県内でも、早急に避難・疎開、夏休みの前倒し等の被ばくの低減を、行政が主導して行うべきです。

福島には、避難をしたくてもできない人たちがたくさんいますが、避難を阻んでいる大きな理由の一つが、「自主」避難のむずかしさや限界にあります。住民の「避難の権利」、すなわち自らの被ばくのリスクを知る権利や、自主避難した場合に補償等が受けられる権利を確立させていくための措置が必要です。

今回、日本政府に、避難を促進していくことを求める要請を行います。

※現在、政府と調整中のため、下記の予定が変更になる場合もあります。

■日時:2011年7月19日(火)13:00~16:30
 13:00~14:00 事前集会(交渉に向けた打ち合わせ)
 14:00~16:00 政府との交渉
 16:00~16:30 事後集会(今後にむけて)

■場所:コラッセふくしま(福島駅西口徒歩3分)
http://www.corasse.com/category/access

■参加費:無料

■参加ご希望の方は下記のフォームからお申込み下さい。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/35134b25158681

■主催:
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan、グリーン・アクション、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

■具体的要求事項(本メールの末尾にも添付します)
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110719_requests.pdf

◆問い合わせ先:
福島老朽原発を考える会 阪上  携帯:090-8116-7155
国際環境NGO FoE Japan 満田(みつた) 携帯:090-6142-1807

※参考:
「避難の権利」集会 in 福島 報告
http://blog.canpan.info/foejapan/archive/39#honbun
※プレスリリース:福島市の土壌から チェルノブイリの「避難の権利」区域または「避難の義務区域」以上の放射線量を検出
http://www.foejapan.org/energy/news/110705.html
※市民団体共同声明
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110705_hinan_1.pdf

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2011年7月

避難・疎開に関する具体的要請項目

1.空間線量や土壌汚染の実態に鑑みて、現行の避難区域外においても線量が高い地域を避難区域に設定すること。とりわけ妊婦や子どもたちの避難を早急に実施すること。

2.住民が、放射能汚染によるリスクを知り、自らの判断によって「選択的移住」を行うことができるようにすること。そのために、正当な賠償を受ける権利を保証し、かつ行政施策によって、以下を実現すること

1)放射能汚染リスクに基づく自己選択
・希望する住民すべてに内部被ばくの検査を受け、詳細なデータとともにその結果を知ることを保証すること
・とりわけ妊婦・乳幼児・子どもの検査を優先させること

2)移住前と同等の生活の保障
・避難・移住・移住前の家屋等の維持・転職など、原発事故およびその結果としての放射能汚染に起因する移住に関連して、発生したすべての費用が賠償されることを保証すること
・移住前と同等の生活が保障されるべく、住居や職業のあっせん、医療・健康管理等について、適切な行政措置が行われること

3)アイデンティティの保護
・福島県民としてのアイデンティティを維持しつづけるため、教育・文化などの分野で、適切な行政措置が行われること

3.学校を中心としたサテライト疎開の実現など、あらゆる知恵を総動員して、子どもたちの避難を実現させること

注)サテライト疎開は、福島県内の学校の分校を県外の学校に併設することにより、児童や保護者の選択肢を増やし、無理のないかたちで学級ごとの県外移転を可能にする構想である。

以上

2011/07/18

■7/12(火)キックオフミーティングのご報告とお礼

キックオフミーティングにご参加頂いたみなさま
全国からご賛同、ご支援頂き、またネットワークに登録頂きましたみなさま

7月12日のキックオフミーティングは、全国からの皆様の熱いご支援と応援を頂き、
また会場には400人あまりの方にお集り頂いて、盛況のうちに無事開催する事ができました。

みなさまのご支援とご協力、全国から寄せられたたくさんの暖かいメッセージ、
会場に集まって下さったおとうさんおかあさん達の熱い思いの賜物と
準備会スタッフ一同、心から感謝申し上げます。

キックオフミーティング終了後、事務局体制を早急に整えて参りましたが
HPでのご報告、ネットワークに登録頂いた団体の方、賛同者の方々へのお礼とご報告が
遅れました事、心よりお詫びいたします。

また、12日のキックオフミーティングを決めたのが、開催の2週間程前だったこともあり
限られた時間とスタッフで十分な準備ができずに当日を迎えたこともあり、
会場の皆様にはご迷惑をおかけした点もあったこと、重ねてお詫びいたします。

それにも関わらず、このような状況の中でもみなさんのご協力を頂き、
盛況に会を終える事ができました。
あらためてこの場をお借りしてみなさまにお礼申し上げます。

キックオフミーティング当日の様子は、本HPのトップに掲載させておりますので
是非ご覧下さい。

最後に各地域から発表頂いた画用紙も写真に撮り掲載しておりますので、
私達ももう一度じっくり読み返しながら、今後の活動に活かして頂きたいと思います。


この日のみんさんの熱い思いを宝に、2011.07.12 という日が、
将来、この時代の大きな転換期であったと記憶されるよう、
小さな、でも大きな意味を持つ一歩を踏み出していきたいと思います。

全国につながる同じ思いのみなさんと共に、このネットワークを支えていきたいと思います。
なお一層のご支援、応援をよろしくお願いします。

またこのネットワークは組織ではなく、あくまでも各々行動されている、個人、団体の方が
つながり共に行動してく事を目的としております。

現在準備しております事務局はあくまでもみなさんのネットワークを下支えする
運営チームとの認識で準備を進めております。

まだまだスタッフもスキルも不足しております。
今後運営に関わって下さる方のご協力を呼び掛けていきたいと思いますので、
ご協力下さる方、是非ともご参加をお待ちしております。

また現在HPの製作を進めておりますが、当面の間、当ブログにて
ネットワークからのお知らせやニュース、各プロジェクトの報告など随時アップしていきたいと思います。

また、ネットワークへのご提案や、こんな事出来ますのお申し出などございましたら
Infoまでご連絡頂けると幸いです。

まだまだこれから準備する事がたくさんありますが、状況は待ってはくれません。
スピートが大切ですので、みなさまのご協力ご支援と共に進めていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


こども全国ネット 
事務局&運営チーム一同


※トップページでも報告がありますが、この日はたくさんの報道関係者も取材に来られ、
 ニュース23やテレ朝のニュースで丁寧に取り上げて頂きました。

 TBSテレビ ニュース23『放射線から守れ、全国から母親らが集結』









ECRRバズビー教授が緊急来日! 子ども全国ネットも共催し20日に講演会開催!

2011年7月20日(水)午後2時~4時半(開場1時半)
東京 会場:千代田区立内幸町ホール
(千代田区内幸町1-5-1 東京電力東京本店前)
定員:先着183名(事前予約はしていません。当日会場にお越しください)
参加費:1000円
連絡先:office.sokai@gmail.com
  主催:ふくしま集団疎開裁判の会
     こども東葛ネット
     会津放射能情報センター
     放射能から子どものいのちを守る会・会津
     としま放射能から子どもを守る会
     子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク
※千代田区立内幸町ホールは今回の講演会とは関係がありませんので、
   問い合わせは上記メールまでお願いします。


3.11以降、私たちは放射能と原発について必死で勉強しました。
その中で、
「放射性物質による被ばくの影響にはしきい値がない」
 (どの基準以下なら安全だという値はない)
ということが国際的に認められていることも知りました。
けれども、とかくICRP(国際放射線防護委員会)の基準を引き合いにだして
1mSv/hならば安全であるかのような言い方をされることや
大人も子どもも同じように語られることに、不満を感じていました。

その中で、ECRR(放射線欧州防護委員会)が出している基準や見解に
どれだけ励まされ、そこを拠り所にしながら、来たことでしょう。
ECRRは、チェルノブイリ事故による内部被ばくの影響を隠していません。
一方のICRPは、内部被ばくを考えないものとして扱っています。
しかし、こうして今も収束することなく、東電福島第一原発から
日々、放射能が撒き散らされ、
食品や汚泥や瓦礫として日々全国に拡散している中では
内部被ばくを考慮しないなんていうことは考えられないのです。
すべては、子どもたちの放射能への感受性が数倍高いということがあるから…。

中でも、そのECRRの委員であるクリス・バズビー博士は、
海外でのインタビューニュースを通じて日本への警告を発してくれていました。
http://www.youtube.com/watch?v=HNAn8uvchvw&feature=related(4/13)
http://www.youtube.com/watch?v=jW2Oe2S2oqU&playnext=1&list=PL9E81E6E4AE69993D(4/26)
http://www.youtube.com/watch?v=3UiGJys6HVE(5/17)

そのバズビーさんが緊急来日する話を、
ふくしま集団疎開訴訟の弁護団である柳原弁護士が12日のキックオフミーティングで紹介。
これはぜひ、ということで、私たち子ども全国ネットでもお手伝いすることになりました。

17日に一足先に開催された講演会で、最後にバズビーさんが
日本のみなさんに向けてということで語った言葉に胸が熱くなりました。

日本に来たのは、世界を変えるためです。
多くの人は、福島で起きた事故で一度立ち止まり、世界中の人が考える機会とすべきです。
原爆被害国である日本が、次の世界を創れるのではないかと思います。

私たちは、放射能の感受性が高く被害者になりやすい子どもたちを放射能から守るために、
内部被ばくも含めた放射能被害の真実を見つめましょう。
その時にきっと、バズビーさんの話が多くの示唆を与え
彼の行動が勇気を与えてくれるにちがいありません。

福島などの放射線量高い地域への支援に関する全国ネットの役割

こんにちは、福島支援スタッフ疋田香澄です。


前回のミーティングにて、全国ネットワークの疎開・保養セクションは、
1.「トータルな福島支援」について考えて、ノウハウと情報と場所の共有の役割
2.福島の人と支援したい人、支援したい人同士、福島の人同士など様々な人や情報を繋ぐ役割
があるのではないかという話になりました。

・福島の人が、リスクを上げないやり方を自分の意向に合わせて選んで
情報やアドバイザーなどにつながっていけるようなHP。
・福島向けの新聞(紙媒体)。
・福島向け電話相談口
・福島へキャラバンをだして心のsafespotとして直接色んな情報や選択に触れられる場所をつくる。
・根本としての子どもの人権としての切り口
などが可能なアプローチの仕方が挙げられました。


そして昨日福島の講演会にて、支援が必要な点について伺う機会を得ることができました。
疎開・保養に関して。

1.今はサマーキャンプの情報がほしい(ネットにアクセスできるのは半数)
2.福島からの疎開・保養の成功体験の声
3.福島の中での危機意識の温度差

8月半ばまでの福島支援はサマーキャンプがキーポイントかもしれません。
また避難の成功体験・モデルケースなども検討していきたいです。
次回会議後にまたご報告いたします。


はじめての福島は、私の生まれた南国とはまた違って、緑が柔らかく綺麗な場所でした。
私ができることは微力ですが、できる範囲で動いていきたいです☆