2011/09/21

小宮山厚生労働大臣に、私たち母親の思いをお伝えしてきました

「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」のメンバーら11人が9月21日、厚生労働省を訪れ、小宮山大臣に対して私たち“母親たちの思い”を伝えました。

小宮山大臣.JPG


“母親たちの思い”とは、以下3点です。


1.食品暫定規制値の見直しを求めると共に、子ども・妊婦に特化した新たな規制値の策定が必要と考えています。
2.文部科学省と厚生労働省が連携して、給食のサンプリング計測・実態把握を徹底的に行うことが必要と考えています。
3.今後継続的に、子育て世代と協議する場を設け、政策に反映していくことが必要と考えています。



 福島第一原発の事故を受け、今私たちは“低線量被ばく”のリスクに日々さらされています。特に、放射線の感受性が高い胎児や子どもは、晩発性の癌や白血病のみならず、世代を超えて様々な障害がもたらされる可能性のあることが報告されています。
これらのことを鑑みた結果、ぜひ小宮山大臣には予防原則の観点に立ち、子どもと日本の未来を守るために、一緒に考えていただきたい。この点を、私たちは、強調してお伝えしました。


 これに対して大臣は、「私も子どもを育ててきましたし、小さい孫もいます。皆さんの気持ちよく分かりますので、しっかりと受け止めさせていただきたいと思います」と話された上で、「これからきちんとした食品規制値、基準値を作っていきますが、(子どもの方が影響を受けやすいということに関しては)食べ物を摂る量は子どもの方が少ないわけです。本当に安全なものにして欲しいという皆さんの気持ちはよく分かるのですが、しっかりとした妥当な数字を示さなければなりません。今後、しっかり検討していきます」とお答えになりました。


 面会は10分足らずで終了。私たちの思いを、すべてお伝えし切れたかどうか分かりませんが、必ず今後も、継続的に私たちとの対話の場を持ってくださると信じています。
そして、チェルノブイリ原発事故で被害を受けている子どもたちの事例にしっかりと目を向け、予防的原則に立って、子どもと日本の未来を守っていただきたいと切に願います。



≪低線量被ばくから子どもと未来を守ることについて 厚生労働大臣へのお願い≫
低線量被ばくから子どもと未来を守ることについて.jpg





1 件のコメント:

  1. 小宮山大臣のコメント
    「…食べ物を摂る量は子どもの方が少ないわけです。…」
    に対し、
    「子どもの方が体重が軽い!」と言いたい!
    ベラルーシでは、体内放射能値が体重1キロあたり何ベクレルかで
    健康リスクを判断しています。
    明らかに小宮山大臣は認識が違ってます。

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